中里町立尾別小学校 閉校
- 文化・教育施設
立派なレンガ模様の校門が趣ある、中里町立尾別小学校(青森県北津軽郡中里町尾別胡桃谷1-6)が、2002年3月末に統合のため閉校し、121年の長い歴史に幕を閉じました。
同校は、1881年に開校した古い木造校舎の小学校。年季が入った建物ではあるものの、経年による劣化も見方を変えれば風情すら漂う外観に思えます。校舎内は今でも手入れがされているのか、とてもきれいで懐かしい空間が広がっています。1950年代の同校は登山が盛んで、「尾別小に入学したら袴腰岳を登るもの」という常識が子どもたちの間にも知り渡っていた歴史もあったようです。
少子化の影響でまたひとつ貴重な学校が閉校してしまったのは寂しいですが、もしこの場所にゆかりのある方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年1月執筆)
地域の景色と調和した美しい木造校舎です。
かつては子供たちの賑やかな声が響いていたことでしょう。
長年に渡り、地域の子供達をお守り頂きありがとうございます。
PHOTO:遍照の響き/尾別小学校