松江市立大谷小学校 閉校
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2021年3月末をもって、松江市立大谷小学校(島根県松江市玉湯町大谷299)が閉校することになりました。
1873年に第18中学区大谷小学校が創設されました。ここが当校の創立起源になります。清少納言が枕草子の中で「名湯」とたたえたことでも有名な玉造温泉からほど近く。周囲は豊かな自然にあふれ、歴史ある木造校舎と新しい体育館が静かにたたずみます。140年を超える歴史を持つ同校の格式は高く、のちに内閣総理大臣となった若槻礼次郎氏が教鞭をとったことがある伝統校です。その美しい木造校舎も有名で、温かい木のぬくもりを感じさせる木造校舎がやさしく子供達を守ります。大谷幼稚園も隣接しており、廊下を通じて当校とは自由な往来が可能なようです。
地域に密着し、包み込むように子供達の成長を見守ってくれた松江市立大谷小学校。残念ながら2021年に閉校し、その歴史は新しい統合校に引き継がれます。独立校としての大谷小学校。いよいよフィナーレです。ゆかりのある方もそうでない方もこの場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年9月執筆)
PHOTO:鳥取・島根歴史の部屋 様
当校で教鞭をとったこともある若槻礼次郎氏。のちの内閣総理大臣です。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか。