横瀬村立芦ヶ久保小学校 入山分校 閉校
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横瀬村立芦ヶ久保小学校 入山分校 (埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保)は、かつて埼玉県秩父郡横瀬町に存在した小学校の小さな分校です。創立は1952年、芦ヶ久保村立芦ヶ久保小学校入山分校としての開校がその歴史の始まりです。1955年には合併により横瀬村立となり、その後、1967年にその歴史の幕を下ろします。廃校後は入山公会堂として活用されていたようです。
江戸時代に秩父絹の運搬道として利用されていた正丸峠。1938年に伊豆ケ岳越えの峠道が造設されます。正丸トンネル開削の為、当校の建物と校庭等はすべてこの交通用地用途に転用されました。学び舎としての当時の名残は現在ではほぼ皆無ですが、当時を偲ぶ校門と記念碑が、トンネル脇に静かに佇みます。
ご興味のある方は、ぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。秩父地方の山間に確かな人の営みを感じ取ることができるでしょう。
(2021年6月執筆)
関係者様の強い想いを感じ取ることができます。
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
PHOTO:takahumikawasaki様