真庭市立美甘中学校 閉校
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真庭市立美甘中学校(岡山県真庭市美甘4200)がその歴史に幕を下ろしたのは2016年3月末のことです。当校の創立は学制改革が行われた早々の1947年にまで遡ります。閉校に至るまでの69年間の歴史の中で送り出した卒業生の数は2904名。当地の子供達の成長を見守り続けました。
当校が佇む美甘の集落は江戸時代、出雲街道の宿場町として栄えた地域。旧街道沿いにはその面影が現在でも残っております。街道沿いの家の軒先に手鞠を吊す風習があり、「手まり街道」として地域住民に親しまれています。
2006年に学び舎としての歴史は途絶えてしまいましたが、現在、校舎は地域特産のモチ米「ひめのもち」を使った餅の製造所として活躍中とのことです。ゆかりのある方もそうでない方も一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。かつての美しい宿場町に再び子供達の歓声を呼び込もうではありませんか。
(2021年6月執筆)
何年にも渡り沢山の子供たちが通学した校門です。
沢山の思い出がつまった校舎です。
卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:くろうさぎ様
引用:真庭いきいきテレビ 様