381形 特急やくも 定期運行終了
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JR西日本の特急「やくも」381系車両の歴史の閉幕が近づいています。本車両は2024年6月をもって定期運行が終了します。
「特急やくも」の誕生は1972年。山陽新幹線と山陰線を結ぶ陰陽連絡特急としての役割を担いました。その後、1982年に伯備線に381系が登場します。キハ181系に置き換わる形で姿を見せたのが381形です。登場以来、当地の顔といえる車両として長きに渡り活躍しております。国鉄時代から定期運行している日本最後の国鉄形特急車両であることから鉄道ファンに大変な人気を誇っております。
山陰山陽地域の山間を車体を傾かせて疾走する姿は鉄道ファンにとってお馴染みの光景。旧国鉄時代からの自慢の自然振り子式構造をもち、スムーズにカーブを走る姿は当地の大切な景色の一部でした。
「特急やくもへの新型車両の投入。先日のJR西日本の発表の意味は理解しております。381形車両の引退という明言はされておりませんが、残された時間がすくないことは確実です。日本鉄道史においても時代の節目ですね。最後の雄姿をしっかりと見届けたいと思います。あの強烈な振動の感触、カーブでの車両の傾きをしっかりと体に刻み込むつもりです。」近畿圏在住の鉄道ファンの言葉です。
(2024年5月改筆)
国鉄時代から定期運行している日本最後の国鉄形特急車両です。
381形車両の歴史と伝統は永遠に語り継がれることでしょう。
PHOTO:くろうさぎ様