早乙女の桜並木 伐採/撤去
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早乙女の桜並木の歴史は古く、1924年に地元の青年団が約100本のソメイヨシノを植樹したことをその歴史の起源とします。約1世紀にも及ぶ期間に渡り、当地の憩いの場所として、地元民のみならず温泉を利用する観光客に愛された桜並木です。ただ近年は木の衰えも目立ち、道路への落下などの危険性も高まっていました。そしてついに県道の改修に合わせて現在の木は伐採されることになりました。2022年春の桜が現在の早乙女の桜並木の最後の姿となります。
「とちぎ景勝百選にも選定されている早乙女の桜並木は家族にとって思い入れの強い場所です。桜のトンネルといわれるほど咲き乱れるこの並木は別格でした。この桜見たさに近くの喜連川温泉へ、春に足を運ぶというのが我が家の定番スタイルとなっていたのです。今年の桜が最後のようですね。1世紀にもわたり当地の名所であり続けてくれた早乙女の桜並木。いままでありがとう。大切な思い出を沢山いただきました。」東京都在住の4人家族のお父さんの言葉です。
いよいよカウントダウンです。最後の思い出を作りに早乙女の桜並木へ足を運んではいかがでしょう。
(2022年4月執筆)
喜連川温泉への道中を盛り上げてくれる並木でした。
地域の大切な場所であり続けた1世紀。その美しい歴史は永遠に記憶されることでしょう。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : TBS NEWS 様