棟方志功記念館 閉館
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世界的に有名な板画家、棟方志功の作品を収蔵する棟方志功記念館(青森県青森市松原2-1-2)が閉館します。公式発表によると2023年度末での閉館とのことですので、2024年3月31日がその最終日となりそうです。
当館の開館は1975年。棟方氏の文化勲章受章を記念し、その業績を伝承することを目的として誕生しました。池泉回遊式の日本庭園に囲まれた建物は校倉造を模しており、その館内には代表作「釈迦十大弟子」他、油画や書などバラエティに富む展示物を備えます。「少数の作品を深く見てほしい」という棟方氏の意向を汲み、来場者がその作品の背景等細かい所まで知ることができるよう配慮されています。
「私は棟方志功の大ファンなのでよく足を運びます。館内は大きくはないのですが展示替の頻度が大きいので、その度に足を運びます。日本庭園に囲まれた建物も美しいし館内では棟方志功の精神に触れることのできる、素晴らしい施設だと思います。閉館のニュースを聞いたときはショックでした。この記念館が大好きだったもので。のこりわずかな期間となってしまいましたが、可能な限り足を運ぼうとおもいます。」宮城県在住女性の言葉です。
ご興味のある方は是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。棟方志功氏の崇高な志を感じるとる貴重な機会になることでしょう。
(2022年6月執筆)
日本の四季を感じ取れる美しい記念館です。
半世紀弱に渡る美しい歴史の閉幕です。いよいよラストランが始まりました。
PHOTO:PIXTA
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