帝国劇場 一時閉館/解体
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日本有数の演劇劇場として現在に至るまでその名を馳せる「帝国劇場」(東京都千代田区丸の内三丁目1番1号)の休館/取壊が正式発表されました。2025年を目途に現在の建物の歴史は閉幕することになります。
当館の開館は1911年。渋沢栄一等当時の政財界要人らが発起人となって設立された日本初の西洋式演劇劇場としてその歴史の歩みを始めます。以降、日本を代表する文化発信拠点として活躍しています。現在も姿を残す建物は1966年の落成。大小様々なイベント等で利用され、伝統と格式を兼ね備えた人気施設ですが、半世紀以上の時の経過による老朽化等の問題も指摘されていました。そして2022年9月27日にその建替が正式に発表されました。
「建設に至る経緯などは歴史ロマンが溢れますし、皇居のお堀脇に凛として佇む姿は堂々たるものです。我が家では小さい子供まで帝劇に行こう、というほどお気に入りの場所です。日本最高峰の劇場の取壊はきっと時代の一つ節目になるのだと思います。取壊まで少し時間があるようですので、まだまだ足を運ぼうと思います。建物の内部の細かいところまでしっかりと記憶しなければならないですね。」東京都在住女性の言葉です。
日本高度成長期から現在に至るまで日本芸能文化の主役であった建物です。いよいよその歴史の最終コーナーを回りました。ぜひ一度現地に足を運び、その雄姿を記憶されてはいかがでしょうか。
(2022年9月執筆)
夜には幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。
日本の美しい季節感を感じられる建物でもあります。
長きに渡る歴史の最終コーナーに差し掛かりました。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス
「今日は帝劇明日は三越」のコピーで知られる帝国劇場。歴史ロマンが溢れる施設です。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?