石井閘門
- 建物・施設
- その他
石井閘門(宮城県石巻市水押3-6)は、宮城県石巻市の北上川にある閘門。日本初の西洋式の本格的な閘門であり、現在日本国内で稼動する閘門の中では最古のものです。
野蒜築港の事業の一環として、野蒜港と旧・北上川を結ぶ北上運河が開削されました。これに伴って、北上川と運河の連結点に水位調節などのための閘門を設けることとなりました。オランダ人のコルネリス・ファン・ドールンの計画に基いて、閘門の建設が計画実施。1878年10月8日に起工式が行われ、1880年7月に石井閘門が完成しました。
その名称は、建設の指揮を執った内務省土木局長の石井省一郎氏に由来するとのこと。2002年5月23日に国の重要文化財に指定されています。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと壮大な歴史ロマンを感じとれることでしょう。
(2023年1月執筆)
PHOTO:PIXTA