旧陸軍佐世保要塞小首堡塁跡
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旧陸軍佐世保要塞小首堡塁跡は、佐世保港の北側、小首岬にある明治時代の砲台跡です。佐世保軍港を防備するために築かれた佐世保要塞の一部であり、日清戦争の戦利砲である24cmカノン砲を備えた砲戦砲台として重要な役割を果たしました。
1900年に築造され、1904年の日露戦争勃発時に戦闘配置に就きます。しかし実践を経験することなく1945年に太平洋戦争の終戦を迎えます。その歴史的な価値が認められており、2003年に国の史跡に指定されました。
レンガ造りの砲台跡や地下坑道、砲弾庫など国土防衛の緊張感が伝わる施設が歴史を今に伝えます。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。美しい佐世保湾の眺望からも大切な何かを感じ取れるはずです。
(2024年2月執筆)
多くの人がこの門の間を通りぬけたことでしょう。
当時の緊張感を今に伝える貴重な史跡です。
PHOTO:写真AC