三居沢発電所
- 建物・施設
三居沢発電所(宮城県仙台市青葉区荒巻三居沢)は、東北地方で最初の発電所の二代目建屋。こちらの発電所は1909年に建てられたもので、市街地に位置する全国的にも珍しい発電所となっています。
もともとこの場所には紡績工場があり、広瀬川の水を使った水車で機械を動かしていました。しかしこの水車に発電機を設置して工場内の電灯をともしたことがきっかけで、この場所が「日本の水力発電発祥の地」として知られるようになりました。その後電力の需要の高まりから三居沢発電所が建設され、1910年に運転を開始しています。
明治時代に建てられ、国の登録文化財に指定されている三居沢発電所は、現在も2300世帯の電力を発電しており現役の発電所として活躍しています。水力発電発祥の地に興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年5月執筆)
宮城県仙台市青葉区に歴史ロマン溢れる産業遺産が存在します。
PHOTO:PIXTA