木本隧道
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三重県熊野市に位置する鬼ヶ城歩道トンネル(木本隧道)。尾鷲地方の煉瓦トンネル群の一つで、美しい意匠の抗門を備えた、大正期最長の道路用煉瓦トンネルです。1925年に工事は着工され、掘削は日本式掘削工法によって行われました。覆工区間はコンクリート、無巻区間は吹付けモルタルで覆われます。熊野古道の一部として古くからの巡礼の道として知られます。
現在は乗用車・二輪車・歩行者の専用道として利用される鬼ヶ城歩道トンネル。2004年にはユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部となりました。
ご興味のある方は一度当地を訪問されてはいかがでしょうか。日本が世界に誇る当地の歴史を感じ取る貴重な機会となることでしょう。
(2023年10月執筆)