ムービル 取壊
- 商業施設
2代目ムービルは、横浜駅西口駅前再開発事業の一環として1988年11月に開館しました。現在地(神奈川県横浜市西区南幸2丁目1番22号 相鉄第2南幸ビル)に移転し、5館体制の映画館として生まれ変わりました。
開館時には「快盗ルビイ」「ヤングガン」などの作品が上映され、収容人員は5館合計で1,956人、延床面積4,770m²の規模を誇りました。映画館以外にも、相鉄本多劇場(2014年閉館)、ライブハウス、ジャズバー、オフィスなどが併設され、複合的な文化施設として活躍しました。
最新の音響・映像設備が導入されており、横浜の映画文化の中心地として現在も親しまれている地域のアイコンともいえる建物ですが、当局が2024年9月に発表した「横浜駅西口大改造構想」によると、2020年代後半から相鉄ムービルの建て替え工事が開始される予定です。この建て替えは、横浜駅西口全体の再開発計画の先駆けとなる予定のようです。
現在も多くの人々がゆきかう横浜駅西口周辺。しかし当地の景色は今後大きくその姿を変えそうです。ご興味のある方は今のうちに是非現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年10月執筆)
PHOTO:PIXTA