【JR南武線】平間駅 改修
- 建物・施設
平間駅は、1927年に南武鉄道の川崎 – 登戸間の開通に伴い、平間停留場として開設されました。1944年には南武鉄道が国有化され、運輸通信省の南武線の一部として平間駅となりました。戦後の1946年に営業を再開し、1987年には国鉄の分割民営化によりJR東日本の駅となりました。
その後、1994年には自動改札機が設置され、2001年にはICカード「Suica」の供用が開始されるなど、利便性が向上してきました。しかし、駅前の踏切は長時間遮断されることが多く、「改良すべき踏切道」として指定されています。2021年には「踏切警報時間制御装置」が導入され、遮断時間の短縮が図られました。しかし本質的な渋滞解消には至らずその課題は残ったままになっています。これらの課題を解決すべく平間駅周辺の高架化計画が実行中。とくに交通渋滞を引き起こしている「開かずの踏切」の対策が中心とされており、武蔵小杉駅から矢向駅までの区間において、9か所の踏切が除却される計画です。
平間駅自体も高架化される予定で、島式1面2線の高架駅に生まれ変わります。当地の景色は今後数年間に渡り大きく変貌しそうです。ゆかりのある方は是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。当地の景色を記録する貴重な機会になるはずです。
(2024年11月執筆)
当たり前であった景色に残された時間は長くはありません。
PHOTO:写真AC