Final 2010年3月31日 記事東栄町立東部小学校 閉校のイメージ画像 History 20年

東栄町立東部小学校 閉校

  • 文化・教育施設

明治から紡がれた学び舎の歴史

明治8年(1875年)に地域の神社境内から始まった東薗目小学校と下川小学校の2校が、後の東栄町立東部小学校のルーツです。昭和30年(1955年)の町村合併に伴い、木の温もりが感じられる下川小学校の木造2階建ての校舎が建設されました。その後、平成2年(1990年)4月1日に両校が統合され、下川小学校の跡地に東部小学校が開校します。初年度には約18,000平方メートルの広大な敷地に90名の児童の声が響き、平成4年(1992年)度には東海三県学校図書館奨励賞総合優秀賞を受賞するなど、輝かしい全盛期を築きました。


地域と育んだ心温まる絆

校舎の裏山には手作りのアスレチックを備えた遊び場「のき山ランド」があり、小鬼の妖精が住むという言い伝えが子供たちの想像力を育んできました。「なんだべや」と親しまれた学校図書館は休日も地域住民に開放され、平成8年(1996年)度には花いっぱいコンクールで愛知県知事賞を受賞するなど、地域社会と深く結びついていました。


時代の変遷と現在の姿

平成9年(1997年)度に児童数が59人に減少した同校は、平成22年(2010年)3月27日に最後の児童42名と閉校式を迎え、同年3月31日に長い歴史の幕を閉じました。春からは奈根小学校などと共に東栄小学校へ統合されています。しかし、平成26年(2014年)5月18日には木造校舎が東栄町体験交流館のき山学校として再生され、新たな憩いの場となっています。


未来へ繋ぐ敬意と記憶

かつて学び舎を見守った二宮金次郎の銅像は、現在は記念碑の傍らで静かに佇んでいます。伝統の和太鼓や美しい星空、そして豊かな自然が息づくこの東栄町の地で、かつて東部小学校が果たした役割が色あせることなく、未来の世代へ末永く語り継がれるとともに、地域に新たな活力がもたらされますよう深く願われます。

(2025年1月執筆)

懐かしい思い出が甦る方も多いのではないでしょうか。

 

卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。

PHOTO: 廃校5000  様

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