飯豊町立添川小学校 閉校
- 文化・教育施設
山形県飯豊町添川に位置する飯豊町立添川小学校は、1873年の開校以来、150年以上にわたり地域住民の心の拠り所として愛されてきました。1983年の（現）校舎の建設や、1999年のインターネット導入など、時代の変化に応じた教育を実践してきた独自の歴史を持ちます。
当校は「地域と共に」ある学校として、地区合同運動会やまちづくりセンターと連携した文化祭など、世代を超えた交流が日常的に行われてきました。「めざみ学習」やＳＤＧｓを意識した体験活動を通じ、子供たちは豊かな自然と温かい地域風習の中で、主体的に考える力を育んできました。2023年9月には創立150周年記念式典が挙行され、地域全体でその大きな節目を祝いました。
しかし、少子化による極小規模化と複式学級の早期解消を目指し、学校再編が決定しました。将来的な施設一体型の義務教育学校「飯豊町立いいでの森学園」への移行を見据えた段階的な統合措置として、2026年4月より飯豊町立第二小学校へ統合されることとなり、2026年3月をもってその輝かしい歴史に幕を下ろします。ゆかりのある方はぜひ一度当地に足を運んでみてはいかがでしょうか。懐かしい思い出を振り返るよい機会になるはずです。
（2025年12月執筆）
