【三江線】 千金駅 廃駅

  • 乗り物
  • 建物・施設

JR西日本三江線の千金駅(島根県江津市金田町イ54)が60年の歴史に幕を下ろしました。惜しまれながら2018年3月31日に幕を閉じた三江線、島根県江津市から2つ目の駅が、1958年に造られた千金駅です。三江線は江の川沿いに作られた路線ですが、2つ目のこの駅からすでに川の流れとは離れ、山の中に入っていきます。

千金駅は周囲に数件しか民家がなく、その庭のような場所に位置する、まさに「秘境駅」。乗客者数もこの10年間1日1人程度の駅でした。この駅は道が細すぎて車も入らないような場所です。アクセス困難な場所にもかかわらず「千金(ちがね)」という縁起のいい名前のおかげで、入場券を買いに来る人が増えた時期もあったようです。この地名は砂鉄に由来すると言われ、各駅に石見神楽の名前を持つ三江線の駅ですが、千金駅は何と「日本武尊」。しっかりと看板も立っています。駅舎もレンガ造りの立派な建物。2018年4月1日以降は立ち入り禁止となっていますが、長きに渡る素朴な駅は人々の心の中に永遠に記憶されそうです。

(2018年9月執筆)

 

 

同じ都道府県の記事

同じカテゴリーの記事

ファイナルアクセス会社サイトはこちら

残り日数で探す

記事ランキング※24時間以内

Final Access Books

注目コンテンツ これが最後です

都道府県から探す