Final 2018年3月31日 記事【三江線】 明塚駅 廃駅のイメージ画像 History 51年

【三江線】 明塚駅 廃駅

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2018年3月31日に廃線になったJR西日本三江線を象徴するような駅、それが1967年に開業した明塚駅(島根県邑智郡美郷町明塚84)です。残念ながら三江線の廃線に伴って廃駅となりました。

三江線の歴史は80年以上。三江線開通後にかなり経ってから建てられたことになります。貨物運搬機能はなく、人が乗るためだけに造られた駅です。昭和後半にできた駅らしくコンクリート製で、待合室のみの可愛らしい駅です。地域に交通手段の乏しかった時代です。地域住民悲願の駅で、開業時には駅で宴会が行われるほどであったようです。明塚地区の住民は20人程度ですが、この地区は他の駅までは3キロほど離れており、物理的にも孤立した地域。そのためこの地区に駅があるかないかで集落の存続が決まると言ってもいい駅でした。

残念ながら駅は三江線の廃止と同時に終わりを告げ、51年の歴史に幕を下ろしました。しかし近くにある大型水力発電所は現在も稼働中のため、この地区が無人になることはなさそうです。当駅の美しい歴史は地域の住民の方々が語り継いでくれることでしょう。

(2018年10月執筆)

 

山のふもとに佇む美しい駅でした。

 

長きに渡り本当にお疲れ様でした。

PHOTO:PIXTA

 

 

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