九州医療センター附属福岡看護助産学校 閉校
- 文化・教育施設
福岡県福岡市にある九州医療センター附属福岡看護助産学校(福岡県福岡市中央区地行浜1丁目8-1)が、2018年3月31日に閉校しました。同校は、1947年に国立筑紫病院の附属甲種看護婦養成所に始まり、改称や移転を繰り返し、1994年、母体施設の国立病院九州医療センターのオープンと共に現在の学校名に。場所は博多湾を臨むシーサイドももち地区の、ヤフオクドームからすぐ南にありました。3年制の看護学科と1年制の助産学科があり、看護師、助産師の国家資格の取得を目指しており、合格率はほぼ100パーセントだったようです。毎年秋には学校祭が開催され、血圧測定やアロママッサージなどの看護技術体験もあり、学校の特色を生かしたものになっていました。多くの看護スペシャリストを輩出してきましたが、看護系大学の進出による学生数の減少で、71年の歴史に幕を下ろすことになりました。閉校後、同校の校舎は、看護学などがある純真学園大学で活用されていますので、学校にゆかりのある方は、在りし日の姿を偲びに足を運んでみてはいかがでしょうか。(2019年1月執筆)