櫛浜児童館 閉館
- 文化・教育施設
山口県旧徳山市と下松市の中間に位置する櫛ケ浜地区は瀬戸内海を見渡せるロケーションです。この地区にあり、小学校入学前の子どもたちが元気に過ごしていたのが櫛浜児童館(山口県周南市大字栗屋858-1)です。この児童館は櫛浜小学校に隣接しており、「ミニ小学校」として親しまれていました。就学前児童を対象にした子育て支援事業「いちごクラブ」を始め、料理教室や生け花教室、遠足などが行われており、小学校入学前の子どもたちが楽しく学ぶ場所として愛されてきました。隣の櫛浜小学校校庭で遊ぶこともでき、親子が一緒に入学準備ができる場所でもありました。しかし、少子化に伴い子育て支援事業を見直すことになり、建物が老朽化していた櫛浜児童館は2018年3月29日で閉鎖が決定。38年間の歴史に幕が降ろされました。児童館の閉館は惜しまれましたが、今後は児童クラブは小学校へ機能が移されることから、子どもたちの元気な声はこれからも聞くことができそうです。(2019年2月執筆)