岩美町立岩井小学校 閉校
- 文化・教育施設
岩美町立岩井小学校(鳥取県岩美郡岩美町岩井124)はかつて鳥取県にあった小学校です。同校が開校したのは1873年のこと。1892年に鳥取県最古の擬洋風建築の校舎が建設されます。その後1917年に擬洋風建築の旧校舎を旧校地に残したまま現在の地に移転します。美しい校舎は村役場や中学校校民間企業の倉庫として活用されていたそうです。そして移転後の2001年に、当校は独立校としての歴史の幕をおろしました。
1917年に移転した校地は白鳳時代から平安時代まで存在した国指定史跡の岩美廃寺跡(弥勒寺)の跡地に建てられています。現在でも「鬼の碗」と呼ばれる三重塔の塔心礎石が残っています。また、校地の裏には式内社の御湯神社が有り校舎と運動場の間に参道があることも特徴的で当校の深い歴史を感じ取ることができます。
当校にゆかりのある方や思い出のある方はぜひこの場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと在りし日の美しい営みを感じ取ることができることでしょう。
(2022年7月執筆)
多くの方々の思い出が詰まっております。
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
美しい歴史を次世代に語り継ぎたいものです。
PHOTO:くろうさぎ様
以前の校舎の動画はこちらでどうぞ。
VIDEO:ビビリ隊長 様