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【因美線】用瀬駅舎 取壊か

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利用減少・老朽化が進む地方路線駅舎について、JR西日本は地域住民と協議しながらコンパクト化を進める方針を発表しました。維持管理コスト削減・バリアフリー化促進・地域活性化等がその目的とされます。この方向性の中で因美線の用瀬駅舎の取壊の可能性が高まっています。

用瀬駅の開業は1919年。鉄道院因美軽便線の開通時に終着駅として設置されたことを起源とします。以降、因美線への改称、線路の延伸、国鉄分割民営化など多岐の歴史を繋ぎ、現在に至るまで地域の方々や旅行者の大切な交通拠点として活躍しています。島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な地上駅で、小さな木造駅舎を備えます。駅舎側とホームは構内踏切で連絡する無人駅です。

旧暦の3月3日に行われる伝統行事「もちがせ流しびな」は災厄を人形に託して川に流し、無病息災を願うもの。この行事の参加者が利用する駅として知られます。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。多くの人の思い出のつまった小さな駅舎がきっとあなたを暖かく迎えてくれるはずです。

(2024年4月執筆)

PHOTO:写真AC

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