山口県立豊北技能専門学校 閉校
- 文化・教育施設
粟野漁港に近く、昔ながらののどかな風景が広がる場所に位置する山口県立豊北技能専門学校(山口県豊北町粟野)が、1980年3月末で長年の歴史に終止符を打ちました。
同校は、ラジオやテレビなどの製作や知識を学ぶ「電子機器科」と、第3級通信士の養成が目的の「無線通信科」の2学科で成り立つ職業訓練校。訓練課程は1年間で、中・高卒者と就職経験者の課程が分かれており、約60人程度の生徒がここで学んでいました。当時は、専門的な知識取得のために入学した男子生徒が大半を占めており、仲間と共に切磋琢磨しながら勉強に励んでいたようです。
その後、1980年4月に宇部の職業訓練校と統合した後、現在は多種多様な学科が追加され「山口県立西部高等産業技術学校」として生まれ変わりました。あの頃の懐かしい建物はもうありませんが、もし同校にゆかりのある方は再びこの場所を訪れて、懐かしい日々を思い出してみてはいかがでしょうか。
(2019年8月執筆)