士別市立多寄中学校 閉校
- 文化・教育施設
北海道士別市多寄町、緑豊かな田園地帯に位置した多寄中学校(北海道士別市多寄町37線西2)は、1947年の開校以来、地域の教育拠点として多くの人材を輩出してきました。本校の歴史を振り返ると、1999年に開校50周年を迎え校舎が改築され、その後2009年には小学校の新校舎が併設される形で完成するなど、小中連携の先進的な環境が整備されました,。渡り廊下で繋がった校舎で小中合同の運動会が開催されるなど、異学年交流や地域連携が活発に行われました。
当校ならではの特色として、地域の郷土芸能「日向神代神楽(ひゅうがじんだいかぐら)」との深い関わりが挙げられます。生徒たちは愛好会の方々から指導を受け、練習を重ねて地域の風習を肌で感じる活動を通し、文化の担い手として成長していきました,。
しかし、少子化に伴う生徒数減少により、士別中学校への統合が決定します。2019年11月23日には閉校式が挙行され、全校生徒による神楽の奉納や校旗返還が行われ、来賓や保護者、同窓生、地域の方々など多くの参列者がその歴史を心に刻みました。そして2020年3月、73年の歴史に幕を下ろしました。
現在、旧中学校校舎は多寄小学校の校舎として一体的に活用され、理科室や調理室などの特別教室が児童たちの学びの場として生き続けています。長きにわたり地域教育を支え続けた運営関係者の皆様に、心より敬意を表します。卒業生や教職員の皆様、共に学んだ校舎や神楽の笛の音、友と語らったあの日々を、今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
(2026年1月改筆)







