Final 1981年3月31日 記事栗山町立日出小学校 閉校のイメージ画像 History 80年

栗山町立日出小学校 閉校

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栗山町立日出小学校(北海道夕張郡栗山町日出)の創立起源は1901年まで遡ります。

この辺りは石炭の産出地であった地域です。角田炭鉱へと向かう角田炭鉱鉄道が敷設されており、その線路際に佇んでいた学び舎です。石炭産業の隆盛とともにその歴史を刻み、最盛期には530名もの児童が在籍。石炭産業に関わる家庭の子供を中心にしたマンモス校でありましたが、その後1970年の角田炭鉱の閉山により児童数は激減します。最終年度の在籍児童者数は30名程度。そして1981年に当校は80年の歴史に幕を下ろします。

残念ながら校舎は解体されてしまいましたが、木造の体育館はその姿をとどめております。
歴史に翻弄されながらも、地に足のついた美しい日々の営みがあったことを示してくれる栗山町立日出小学校跡。現存する校門と校歌を刻んだ石碑がここに学び舎が存在したことを記しております。

ゆかりのある方もそうでない方もこの場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。遠くからそっと眺めるだけでも子供たちの歓声が聞こえてくるかもしれません。

(2020年6月執筆)

 

味のある字体です。

 

現存する体育館は貴重な建物なのではないでしょうか。

 

長きに渡り地域の子供達をお守り頂き本当にありがとうございます。

PHOTO:erimax660

 

海外の評価も高く国内の映画賞を総なめにした「幸福の黄色いハンカチ」。 山田洋次監督作品です。高倉健氏、倍賞千恵子氏、渥美清氏など名俳優がキャスティングされ、劇中には美しい夕張の街が描かれております。 この機に北海道の炭鉱産業に関わる人々の生活を想像してみてはいかがでしょうか? 

永久保存版としてお手元に確保しておくのもよいかもしれません。

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