名古屋鉄道 谷汲線 廃線
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名鉄谷汲線がその歴史の幕を下ろしたのは2001年9月30日のことです。
当線は黒野駅から谷汲駅を結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線路線で、その歴史は1923年にまでさかのぼります。谷汲山華厳寺の巡礼客の交通手段の確保と根尾方地域開発を目的として敷設された鉄路です。
谷汲山華厳寺十一面観世音菩薩御開帳の期間(1927年)は盛況を極めましたが継続した乗客数増加には至らず、昭和金融恐慌などの時代の波を受けます。その後業績悪化に伴う運営会社の合併等などの歴史を経て、ついに2001年にその歴史の幕を下ろします。
「鉄道ファンとして日本全国に足を運びましたが、日本の四季の美しい景色と可愛らしい車両の姿をカメラに収めることができた素晴らしい鉄路でした。特に印象深いのは谷汲駅の旧駅舎。西国三十三所巡り満願霊場の玄関駅です。冬には真っ白に雪に覆われ、そして春にはピンクの桜に彩られる駅舎。なかなかこのような駅は存在しないというほどの素晴らしい駅でした。今でも心の拠り所として在りし日の谷汲線は大きな存在です。」愛知県在住の鉄道ファンの言葉です。
(2020年12月執筆)
永遠に記憶したい美しい営みです。
在りし日の日常の景色です。
美しい思い出となって多くの人の心に記憶されております。
ARTWORK : 棚町宜弘 様
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?
VIDEO : 8mmビデオで甦る/乗り物チャンネル 様