剣淵町立東剣淵小学校 閉校
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剣淵町立東剣淵小学校(北海道上川郡剣淵町東町2420)がその歴史に幕を下ろしたのは1974年3月末のことです。
当校の創立は1927年にまで遡ります。剣淵町は屯田兵開拓の町として知られ、1899年に最後の屯田兵が入地した場所です。屯田兵とその家族2000人が当地に移り住み、未開の原野を切り拓きました。現在も堂々とした佇まいをみせる「やちだも」の木。推定樹齢640年を誇り、歴史的に重要な樹木として町指定天然記念物に指定されてます。この大木は屯田兵が入植した時、「既に一際ぬきんでた大木であり、剣淵にたどり着いた兵員とその家族はこの樹の下で訓示を受け、熊笹の中の兵屋に向かった。」と伝えられております。
貴重な歴史的史実を持つこの地に静かに佇む東剣淵小学校。この地の開拓に携わった先人達を先祖とする親御様の子供達が通った学び舎です。残念ながら地域の人口減少に伴い在籍児童数の減少に歯止めがかからず、1974年に堂々たる47年間の歴史の幕を下ろしました。役割を終えた体育館が現在でもその姿を残します。
ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。果敢に北の大地の開拓に挑んだ先人たちのスピリットを感じ取れることでしょう。
(2021年5月執筆)
この校門は閉校後に建設されたそうです。
北海道開拓の歴史ロマンにあふれた学び舎といえそうです。
当校の歴史と伝統は永遠に語り継がれることでしょう。
PHOTO:poteto089aaa様
希少価値のある書籍のようです。永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか。