浦幌町立常室小学校 閉校
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浦幌町立常室小学校(北海道十勝郡浦幌町帯富150-2)の誕生は1900年。その2年前の1898年は明治31年に当たります。当校敷地に現在も佇む記念碑には「明治三十一年七月 東本願寺派僧侶が常室川の南岸 浦幌川の近くに寺子屋的教育を始める」との記述があります。ここが当校の源流になりそうです。そしてこの場所は「浦幌教育発祥之地」として地域の方々が大切にされている場所でもあるようです。
北海道指定の巨樹・名木である2本のハレニレに見守られながら刻んだ105年間。その歴史の幕を下ろしたのは2005年3月末のことです。地域に愛され、長きに渡り当地の子供達の成長をみまもった美しい歴史の記憶は関係者様の胸の内に刻み込まれています。
残念ながら当校は閉校しましたが、ゆかりのある方はぜひこの地に足を運んでみてはいかがでしょうか。北の大地の学び舎の美しい営みを感じとることができることでしょう。
(2021年6月執筆)
長年に渡り地域の子供達の登下校を見守り続けました。
当校の歴史と伝統は永遠に語り継がれることでしょう。
卒業生、先生、地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:poteto089aaa様