厚岸町立床潭小学校 閉校
- 文化・教育施設
厚岸町立床潭小学校(北海道厚岸郡厚岸町床潭)は長い歴史を有する学校です。1901年に床潭簡易教育所設置が認可され吉田幸八郎氏の監督者住宅を借りて開校した当校。地域住民の悲願であった地域の学校の歴史は18人の児童からの始まりでした。その後、地域の発展にともない生徒数は増加しました。ピークは1962年の239人です。
太平洋に隣接する立地を生かした「小島・大黒島自然体験学習」、学校裏の床潭沼での「ヒブナ学習」など地域の特性を生かしたカリキュラムが自慢でした。また地域との結びつきや地域伝統を大切にすることでも知られます。美しい歴史を有し、地域住民に温かく守られた当校がその歴史の幕を下ろしたのは2017年3月末のこと。最後の在籍生徒数は6名。長きに渡り当地の子供達の成長を見守った堂々たる116年間の歴史の閉幕でした。
ご興味のある方はぜひこの地に足を運んでみてはいかがでしょうか。北の大地の学び舎の美しい歴史を感じ取れるかもしれません。
(2021年6月執筆)
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
子供達が歌う校歌をもう一度聞きたいものです。
学び舎を守り抜いた地域の先人たちの功績を忘れないようにしたいものです。
PHOTO:poteto089aaa様