厚沢部町立豊岡小学校 閉校
- 文化・教育施設
厚沢部町立豊岡小学校(北海道檜山郡厚沢部町共和89)の源流は1919年にまでさかのぼります。この年に小鶉特別教授場として開校したことが当校の創立起源になります。
その後、校名変更を何度か経て(小鶉小学校、豊岡小学校)学校としての歴史をつなぎます。そしてついに1976年の3月に当校は閉校します。最後の在籍生徒は統合校の鶉小学校へ通学されたとのことです。多くの方々の思いの詰まった57年間の歴史の閉幕となりました。
厚沢部町鶉地区から道道795号線を4-5kmほど車で走らせると「共和」の地の集落が見えてきます。道なりのカーブの先に静かに佇む木造校舎。かつては数多くの家が立ち並ぶ時代もあったようですが集落の過疎化がすすんでしまった地域。しかしここに学び舎が存在したという確かな証拠が確認できます。
ご興味のある方はぜひこの地に足を運んでみてはいかがでしょうか。遠くから眺めて美しい小さな学び舎のかつての営みに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
(2021年6月執筆)
とても雰囲気のある木造校舎です。
かつてはこの道路は舗装されておらず土の道沿いに佇む校舎であったはずです。
学び舎を守り抜いた地域の先人たちの功績を忘れないようにしたいものです。
PHOTO:poteto089aaa様