上ノ国町立早川小学校 閉校
- 文化・教育施設
上ノ国町立早川小学校(北海道檜山郡上ノ国町字石崎331番地の1)の源流は1883年にまでさかのぼります。この年に早川尋常小学校が誕生したことが当校の創立起源になります。現在も姿を残す法香寺にて当校の開校式が行われたとの史実があります。
当校の近くを流れる石崎川上流にはかつて中外鉱山がありました。石炭産業は当地の経済的な発展に大きく寄与し、鉱山の最盛期には当校の在籍生徒数は300名を超えるなどとても賑やかな学校であったそうです。しかし鉱山の閉山後は地域人口の減少が加速し、ついに2015年3月末の閉校に至ります。堂々たる132年間の歴史の中で見送った卒業生の数は2146名。地域にあたたかく見守られて育った子供達は立派に成長し各界で活躍されているそうです。
ご興味のある方はぜひこの地に足を運んでみてはいかがでしょうか。北の大地の学び舎のかつての営みを感じ取れるかもしれません。
(2021年6月執筆)
現在も姿を残す立派な校舎は力強く地域の子供達を守りぬきました。
かつては子供たちの賑やかな声が響いていたことでしょう。
卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO:poteto089aaa様