京急線 フラップ式列車発車案内表示装置 廃止/撤去
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京急線のフラップ式列車発車案内表示装置の歴史の幕が下ろされます。京急川崎駅ホーム上の通称「パタパタ」が京浜急行電鉄が管理する最後のものでしたが、2022年2月中旬の工事において撤去され、その長きにわたる役割を終えることになります。
同駅にパタパタが設置されたのは1986年。京急川崎駅への導入を皮切りに他駅にも順次導入され、10駅ほどに設置されたときもあります。その見やすさが好評で、案内表示板の主流となりました。しかし時代の流れと共にLED表示器への転換が進行し、京急川崎駅にあるパタパタが最後の一機となっていました。
「パタパタのファンです。なんとも言えない雰囲気があり昭和テイストにあふれています。昔よく見ていたベストテンというテレビ番組を思い出したものです。時代の流れだとは思いますが、通勤通学の思い出がつまっておりとても寂しいです。長きに渡りお疲れ様でした。多くの思い出をいただきました。」神奈川県在住の鉄道ファンの言葉です。
多くの方の人生の思い出が詰まった「パタパタ」。いよいよフィナーレが近づいています。思い出をお持ちの方もそうでない方も京急川崎駅に足を運んでみてはいかがでしょうか?歴史をその目で確かめる最後の機会になることでしょう。
(2022年1月執筆)
通勤や通学、旅行の思い出が甦るかたも多いのではないでしょうか。
PHOTO:PIXTA