帯広市立富士小学校 閉校
- 文化・教育施設
帯広市立富士小学校（北海道帯広市富士町西3線53-12）がその歴史に幕を下ろしたのは1979年3月末のことです。当校の創立は1904年にまで遡ります。私立上売買・上帯広家庭教育所として開所された後、大正期には尋常小学校に、昭和に入って富士尋常小学校へと名称変更を経て、地域の子供たちを見守る学び舎として、堂々たる75年間の歴史をつないできました。
当校が佇む売買（うりかり）地区は歴史ある開拓地であり、校歌にも開拓の苦難を忘れずに努力していこうとうたわれていました。校舎のあった場所には現在、農業センターなどの施設が置かれているようです。その敷地の片隅では、閉校記念碑や二宮金次郎の像を見ることができ、かつてこの場所で子どもたちの学びが営まれていたことを感じることができます。
ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。雄大な大地に挑んだ先人たちのスピリットを感じ取れることでしょう。
（2021年11月執筆）
長年に渡り地域の子供達の登下校を見守り続けました。
地域の学び舎を守り抜いた先人達の強い想いを引き継ぎたいものです。
この場所に元気な子供達の歓声が再び響き渡る光景を期待したいものです。
PHOTO:poteto089aaa様
