清水町立羽帯小学校 閉校
- 文化・教育施設
清水町立羽帯小学校(北海道上川郡清水町羽帯南2線97)がその歴史に幕を下ろしたのは1977年3月末のことです。当校の創立は、1906年の簡易教育所・特別教授場の開設にまで遡ります。その後、名称変更などを経ながら長きに渡って町の学校としての営みを継続し、御影小学校への統合のため71年の歴史を閉じました。
当校のある清水町は開拓地であり、酪農と畑作が盛んに行われてきました。その豊かな耕作地が広がる緑の大地に当校の学び舎は築かれました。民家は少ない地域であり、かつては、校地のすぐそばを走る国道38号線を超えるとJR根室本線の羽帯駅がありましたが、2018年に廃止になりました。
閉校後の校舎は改築されて、福祉教育施設として新しい歴史を歩み始めました。現在も同じ事業主体によって福祉作業所として活用されています。ゆかりのある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。校歌にうたわれたホオネップ川の清らかな流れと雄大な十勝の山々が見守り続けた学び舎の営みを感じ取れることでしょう。
(2021年11月執筆)
沢山の思い出がつまった校舎です。
当校の歴史と伝統は永遠に語り継がれることでしょう。
この場所に元気な子供達の歓声が再び響き渡る光景を期待したいものです。
PHOTO:poteto089aaa様