池田町立居辺小学校 閉校
- 文化・教育施設
- 建物・施設
池田町立居辺小学校(北海道中川郡池田町常盤431番地)がその歴史に幕を下ろしたのは1995年3月末のことです。当校の起源は1905年に設立された簡易教育所にまで遡ります。多くの方々の思いの詰まった90年間の歴史の閉幕でした。
池田町は明治から始まる開拓によって、酪農や畑作などの農業が花開いた土地です。当校の校舎が築かれた場所も、清流・居辺川の段丘上に広がる豊かな耕作地の中にありました。大空と緑の大地に挟まれた496号線を進めば、かつてこの地に学び舎の営みがあったことを伝える石碑を見つけることができます。当時の校舎は残念ながら残ってはいませんが、役割を終えた学び舎は、閉校後にはコミュニティセンターとして活用され、地域の集会・行事・文化活動等の場として、人々の生活に彩を添えていたということです。
閉校記念の石碑には学び舎を支え見守り続けた人々の思いが刻まれているそうです。ご興味のある方はこの場所に一度足を運んで、当校の面影を追ってみてはいかがでしょうか。
(2021年12月執筆)
地域の子供たちの登下校を見守り続けた校門です。
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
この場所に元気な子供達の歓声が再び響き渡る光景を期待したいものです。
PHOTO:poteto089aaa様