池田町立川合小学校 閉校
- 文化・教育施設
池田町立川合小学校(北海道中川郡池田町川合212番地)がその歴史に幕を下ろしたのは1995年3月末のことです。この小学校ができるまで、地域の子供たちは、時に船を使うなどして遠く離れた小学校に通っていました。地域住民の働きかけがやっとのことで報われ、かなり遅くなりましたが、1948年に当校は開校しました。多くの方々の思いの詰まった小学校として、約半世紀に渡って子供たちを育て見守り続けました。
学校周辺は利別川と十勝川にはさまれる平坦な土地で、緑の耕作地が広がっています。民家や建物がまばらに点在するこの一帯で、役割を終えた学び舎はコミュニティセンターとしての新たな役割を与えられました。住民の集会や子供たちの行事、スポーツの練習や子供会のキャンプなどの活動拠点となったそうです。
ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。時間の流れが緩やかに感じるのどかな景色に立って、かつての学び舎の美しい営みに思いをはせてみるのも素敵な時間になりそうです。
(2021年12月執筆)
地域の子供たちの登下校を見守り続けた校門です。
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
地域の学び舎を守り抜いた先人達の強い想いを引き継ぎたいものです。
PHOTO:poteto089aaa様