豊頃町立二宮中学校 閉校
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豊頃町立二宮中学校(北海道中川郡豊頃町二宮830)は、豊頃町二宮地区に存在した中学校です。創立は1948年、閉校は1970年です。22年の間、地域の子どもたちの学びを支えてきましたが、豊頃中学校への統合のため閉校となりました。
当校の名前にもある「二宮」とは、開拓の最初期に、二宮尊徳の孫、二宮尊親によってこの地に開かれた二宮農場に起源があると言われています。当校の教育にも二宮尊親の教えが反映されていました。学び舎が役割を終えたあとの土地には郷土資料館や開拓記念碑などが置かれ、地域のルーツを感じさせる場所となっています。また、敷地内には樹齢220年とも言われるハルニレの巨木があり、過酷な自然に果敢に挑んだ開拓の精神を象徴する風景が残っています。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。かつて子供たちが学んだ校舎は取り壊されてしまいましたが、静かに佇むハルニレの木があなたを迎えてくれることでしょう。
(2021年12月執筆)
大切な思い出がつまった場所です。
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
地域の学び舎を守り抜いた先人達の強い想いを引き継ぎたいものです。
PHOTO:poteto089aaa様