Final 1974年3月31日 記事鹿追町立北鹿追小学校 閉校のイメージ画像 History 56年

鹿追町立北鹿追小学校 閉校

  • 文化・教育施設

鹿追町立北鹿追小学校(北海道河東郡鹿追町北鹿追北10線)がその歴史に幕を下ろしたのは1974年(昭和49年)3月末のことです。当校の創立は1918年(大正18年)にまで遡ります。開校当初は地域の人々が学校運営を資金面から支えるなど、多くの人々が思いを込めて支えてきた学び舎でした。770名の卒業生の巣立ちを見送った56年間に及ぶ長い歴史が終わり、地域の子供たちは鹿追小学校に通うこととなりました。

十勝平野の北西部、校歌にも歌われたヌプカウシの山並みを臨む丘陵地の一隅に当校は築かれました。防風林で囲まれた耕作地が続く中、まっすぐな道路を進むと、「五拾年記念」と刻まれた石碑と、校名が記されたかつての門柱が姿を現します。校庭跡らしき平地の脇には二宮金次郎の像も残されており、かつてこの地に子どもたちの学びの営みがあったことを物語っています。敷地内に建つ赤い屋根の平屋の建物はかつての学び舎の一部であり、今では保育所、公民館として地域の人々の生活に根付いています。

ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。厳しくも美しい自然の中に生きた先人たちのスピリットを感じ取れることでしょう。

(2021年3月執筆)

 

沢山の思い出がつまった建物です。

 

地域の子供たちを長きに渡り見守りつづけました。

 

この場所に元気な子供達の歓声が再び響き渡る光景を期待したいものです。

PHOTO:poteto089aaa

 

 

 

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