一関市立厳美小学校 閉校
- 文化・教育施設
一関市立厳美小学校(岩手県一関市厳美町字上ノ台55-2)が145年の歴史に幕を下ろしました。1873年8月に公立五串小学校と称して開校したのち、1887年6月には現美尋常小学校に、その後1955年1月に現在の一関市立厳美小学校と改称。これまで何度か近隣の小学校と統合してきましたが、2018年4月には一関市立本寺小学校と統合し、「新生」厳美小学校としてスタートを切りました。
当校の学区内には観光スポットである「厳美渓」があり、1977年から渓畔の清掃を全校児童で行っています。清掃を行うのは春と秋の観光シーズン。PTAや地元住民も参加して清掃を行うことで、その美しさを保っています。また、世界遺産に登録されている平泉の文化遺産とも関わりを持つ骨寺村荘園での田植えを行うなど、さまざまな経験を積むことで豊かな心を育んでいました。当校の歴史と伝統は新しい統合校に引き継がれてゆくことでしょう。
(2018年7月執筆)