萩反射炉
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萩反射炉(山口県萩市椿東4897-7)は、山口県萩市にある反射炉跡で、国の史跡に指定され、世界遺産の構成資産のひとつでもあります。
江戸時代末期に、萩藩が外国からの武力脅威に備え軍事力の強化をはかるために、鉄製大砲の鋳造に必要な反射炉の導入を試みました。現在もその姿を残す遺構は煙突に相当する部分で、高さ10.5mの安山岩積みの形状を有します。萩藩の記録によれば1856年に試験的に操業され金属の溶解実験が行われただけとされており、萩反射炉は試作的に建造されたとする説が有力です。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと長州の歴史ロマンを感じとれることでしょう。
(2023年2月執筆)
PHOTO:PIXTA