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野木町煉瓦窯

  • 建物・施設

野木町煉瓦窯(栃木県下都賀郡野木町大字野木3324-10)は、明治以降における赤煉瓦の需要に応えることによって、日本の近代化を支えた施設です。1890年に建てられた野木町煉瓦窯は、1971年まで81年間多くの赤煉瓦を生産してきました。

この煉瓦窯は1回でおよそ14,000本生産することが可能な窯が16あり、これらの窯を効率的に使うことによって大量の煉瓦を生産することが可能な点が大きな特徴です。さらに、その正16角形の美しい形と点にそびえ立つような煙突の姿が非常に印象的です。

野木町煉瓦窯は、開発したドイツ人の名前をとった「ホフマン窯」と呼ばれている形の窯です。当時の最先端の技術を用いた窯として日本各地に作られましたが、現在原型をとどめているものはこの野木町煉瓦窯のみ。非常に貴重な産業遺産となっていることから、1979年には国の重要文化財に、また2007年には近代化産業遺産群に選定されています。興味のある方はぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2023年4月執筆)

 

貴重な産業遺産です。

 

在りし日の営みを今に伝える場所です。

PHOTO:PIXTA

 

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