菅島灯台
- 建物・施設
三重県鳥羽市にある菅島の白崎に立つ菅島灯台(三重県鳥羽市)は、現存するレンガ造りの洋式灯台として日本最古とされております。初点灯は1873年のことであり、竣工式には西郷隆盛も参列したといわれる歴史ロマンあふれる灯台です。
かつてこのあたりの海域は、船の航行の難所として知られており、江戸幕府によって灯台の前身となった「おかがり堂」が作られ、船乗りたちが目印にしていました。その後、明治政府によって洋式の菅島灯台が建てられたという歴史を有しています。
菅島灯台は地域のシンボル的な存在として親しみを持たれております。またその歴史的な価値も認められて2022年9月20日に国の重要文化財に指定されています。この灯台周辺は伊勢志摩国立公園として指定され、非常に美しい風景が見られる場所。この灯台に興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年4月執筆)
長きに渡り地域の大切な景色の一部となっております。
PHOTO:PIXTA