六把野井水拱橋
- 建物・施設
六把野井水拱橋(ねじり橋)は、江戸時代に作られた六把野井水に架けられた橋。その建設は1916年のことです。全国に数多くある眼鏡橋の中でも珍しい、コンクリートブロック製の橋です。橋と用水が斜めに交差し、アーチ橋下部のブロックが捻りを入れた形で積まれている「ねじりまんぽ」構造である点を大きな特徴とします。現存するコンクリートブロック製の橋の中で、この構造を採用しているのはこのねじり橋だけといわれていることから、非常に貴重な橋とされます。橋を下から眺めると、積まれているブロックがねじれている様子を確認できます。
ねじり橋は土木学会の土木遺産にも選定されています。興味のある方は、ぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年6月執筆)
三重県いなべ市にも歴史ロマンあふれる史跡があります。
PHOTO:PIXTA