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【陸軍墓地】円形野外講堂

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久留米市の円形野外講堂は、当地を代表する実業家「石橋正二郎」氏が所有する土地を寄付し、軍従事者を慰問するために建設したともいわれる貴重な屋外史跡です。1942年に陸軍墓地の一部として建設され、広域の市町村が資金や労働力を提供しました。直径22mで、約500人を収容できる野外施設。ステージとベンチが円形に配置され、壁には2箇所の黒板が設置されています。またステージ中央の額文字の 「 養其神 」 の文字は、かつての陸軍中将「渡辺正夫」氏の書とのことです。

その歴史は尊重されており、講堂自体も地域の文化財として大切にされています。音楽イベント等が開催されるなど、現在でも地域住民や歴史ファンに親しまれている場所でもあります。

ご興味のある方は一度現地に足を運ばれてはいかがでしょうか。きっと当地の歴史ロマンを感じ取ることができることでしょう。

(2023年7月執筆)

PHOTO:写真AC

「石橋正二郎」氏。ブリヂストン創業者です。

氏のゆかりの地の一つでもあります。永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?

 

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