佐川橋
- 建物・施設
四万十町下津井に位置する佐川橋。1944年にトロッコ列車の軌道橋として建設されました。かつて佐川山から旧大正町を結ぶ森林鉄道が引かれていましたが、地域の木材運搬用途の橋として活躍したという史実を有します。
付近の湖畔に映るシルエットが眼鏡に似ていることから「下津井めがね橋」の愛称で親しまれます。周辺には自然豊かな原風景が残り、長きに渡り地元の人々に愛され続けています。その歴史的価値は認められており、高知県の近代化遺産にも登録済。土木学会選奨土木遺産にも認定されています。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。美しい自然に抱かれつつ、当地の歴史ロマンを感じ取ることができるはずです。
(2023年11月執筆)
かつての森林鉄道のトロッコ橋は今なお多くの人々を魅了します。
PHOTO:写真AC