角島灯台
- 建物・施設
角島灯台は、山口県下関市にある石造製の灯台です。「日本の灯台の父」とも称される、イギリス人技師R・H・ブラントンの指導により建設され、日本海側初の洋式灯台として1876年に初点灯しました。無塗装の花崗岩で作られており、国内でも数少ない登れる灯台の一つです。
当地が海上交通の要に位置していたという背景から建設され、現在でも角島付近を行き交う船の目印として活躍中です。また歴史的文化財的価値も高く、日本の灯台50選・近代化遺産・土木学会選奨土木遺産等に選ばれています。また、2020年には国の重要文化財に指定されました。
灯台周辺に整備された角島灯台公園には、灯台守の宿舎であった退息所が復元されており、資料館として活躍中です。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。当地の海洋歴史ロマンを感じ取ることができることでしょう。
(2023年12月執筆)
PHOTO:写真AC