回天訓練基地跡
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山口県周南市の大津島にある回天訓練基地跡は、太平洋戦争末期に開発された「回天」の訓練基地であった場所です。大日本帝国海軍が開発した人間魚雷であり、日本軍初の特攻兵器であった「回天」。大量の爆薬を積んだ魚雷を人間が操作してそのまま敵艦船に体当たりする兵器です。
この基地は、以前は九三式酸素魚雷の発射試験場であった場所で、呉市の海軍工廠水雷部で製作された魚雷の性能確認用途目的に利用されていました。1944年9月以降は回天の訓練基地として使用されたという史実を有します。
全国で唯一現存する人間魚雷「回天」の訓練基地であり、悲劇を後世に伝達する戦争遺産として貴重とされており、土木学会の選奨土木遺産に認定されています。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと大切な何かを得ることができるはずです。
(2022年12月執筆)
PHOTO:PIXTA
太平洋回天作戦に散った男達の熱涙青春群像が描かれます。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?