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松尾鉱山

  • 建物・施設

岩手県八幡平市にあった松尾鉱山は、かつて東洋一の硫黄鉱山として栄えました。1882年に発見され、1914年に本格的な採掘が始まると、最盛期には年間10万トン以上の硫黄を産出し、国内需要の約8割を占めました。鉱山とともに発展した村は、人口15,000人を超える活気あふれる町となり、専用鉄道や索道が整備され、病院や学校、映画館など、生活に必要な施設も充実していました。

しかし、大きな事故も起きるなどの問題も発生。1960年代以降、重油脱硫技術の進歩により安価な回収硫黄が出回るようになると、松尾鉱山の硫黄は徐々に市場から淘汰されていきます。1969年には経営悪化により閉山し、かつての活気は失われていきました。

松尾鉱山は、陽と陰の両面を合わせもつ産業遺産の一つです。栄枯盛衰の歴史を語り継ぎ、未来への教訓として活かしていくことが求められているようです。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。かつての隆盛を物語る団地跡からなにか大切なものを感じ取れるはずです。

(2024年4月執筆)

在りし日の営みを物語る光景です。

PHOTO:PIXTA

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