東芝未来科学館 一般公開終了
- 文化・教育施設
東芝未来科学館は1961年に東芝の中央研究所の一部として開館した企業博物館「東芝科学館」が起源です。設立当初は東芝の最先端技術や製品を紹介する役割を担っていましたが、2014年1月に現在の場所に移転し、名称を「東芝未来科学館」に変更しました。
東芝の最先端技術や事業を通じた豊かな社会実現への取り組みを紹介すること、科学への興味関心を高める啓蒙活動と次代を担う青少年への科学技術教育に貢献すること、地域社会との文化交流の場を提供することなどがその役割とされており、単なる製品紹介にとどまらず、科学技術の面白さや価値を体験しながら学べる施設であることが志向されています。
多くの人々に愛され、若者に科学技術への夢を与えてきた施設ですが、2024年6月29日をもって一般向けの公開を終了する旨が当局から正式発表されました。
日本の経済発展を支えた名門企業が手掛ける貴重な科学館です。是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。60年を超える歴史の重みを感じ取れるはずです。
(2024年1月執筆)
PHOTO:PIXTA