花の奥山高原 閉園
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花の奥山高原は、1972年に静岡県浜松市北区に開園した観光植物園です。当初は西洋風の庭園を指向しましたが、後に特徴ある日本庭園へと発展しました。
この庭園の特徴は、明治時代の治山治水事業で使用された巨岩を活用していることです。これらの巨岩は、金原明善翁が台湾から取り寄せたもので、もともと天竜川の材木運搬に使用されていました。園内の大滝には、当時の技術的制約からプラスチック製の疑岩が使用されており、開園当初は多くの人々を引き付ける目玉となりました。梅や桜あじさいなど四季折々の多様な植物を楽しめる場所として長年に渡り親しまれてきました。
多くのファンを持つ美しい公園ですが、2024年8月31日をもって閉園することが当局から発表されました。まだ少しだけ時間がありそうです。是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。貴重な思い出をつくる最後の機会となるはずです。
(2024年1月執筆)
PHOTO:PIXTA
社会事業家「金原明善」。地域を代表する名士です。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?